川口社会保険労務士法人トップKAWA-RA版 前ページ 1ページ 2ページ 3ページ 4ページ 次ページ
加入条件
加入できる会社は、中小企業です。中小企業とは・・・
業種 常用従業員数   資本金・出資金
一般業種(製造・建設等)
卸売業
サービス業
小売業
300人以下
100人以下
100人以下
 50人以下
3億円以下
1億円以下
5千万円以下
5千万円以下
※個人企業の場合は、常用従業員数によります。
加入させる従業員
原則は、全員加入です。ただし、アルバイト等は除外することができます。
掛金
退職金額
掛金を納付した月数により、異なります。長期加入者の退職金を手厚くするため、納付月数が1年未満の場合は、退職金は支給されません。1年以上2年未満ですと、掛金相当額を下回る額になります。2年から3年6ヶ月では掛金相当額になり、3年7ヶ月から掛金相当額を上回る額になります。
実際にはこのようになります。
  掛金月額
納付年数
5,000円
8,000円 10,000円
15年
  975,000円
1,560,000円 1,950,000円
25年
1,710,400円
2,736,640円 3,420,800円
※運用利回りが予定運用利回りを上回った場合は、さらに上積みされます。
メリット・デメリット
メリット   デメリット
毎月の掛金だけ費用負担すれば、退職金の外部積立ができ、管理が簡単
給付が確定していて、支払済み掛金に対する給付が確実
社員別に管理されているので、退職金規定を「中退共から支払われる退職金をもって退職金とする」ともでき、退職金にかかる費用負担を平準化できる
国の助成が受けられる
金利が高い
 
支給率が単一のため、事由別の退職金制 度は設計できない(例:懲戒解雇の場合でも従業員へ支給されてしまう。減額・不支給を申し出ることは可能だが、積立てた掛金は返還されない。)
従業員が1年未満で辞めると掛金は掛捨てになってしまう
今回、中小企業を対象とする中退共について取り上げてみましたが、それぞれの会社の体質に合った無理のない退職金制度を考え直してみてはいかがでしょうか。退職金についてご相談等ございましたら、お気軽に川口事務所までご連絡ください。

川口社会保険労務士法人トップ
CLOSE 前ページ 1ページ 2ページ 3ページ 4ページ 次ページ