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シリーズ:労働時間管理を考える
今回は、長時間労働と健康管理について見ていきたいと思います。前回までお話した、裁量労働制を導入した場合、労働時間の長さでなく仕事の質、ないしはアウトプットでその人を評価していきましょうという考えになります。そうなると、長時間労働を誘引することになり、本人だけでなく会社としてもリスクを抱えることになります。具体的なリスクとしては、健康障害の発生が考えられます。以下に、脳血管疾患・虚血性心疾患と精神障害等の労災補償状況を見てみると、毎年、労災の発生件数が増えているのがお分かりになるかとおもいます。これらの疾患の重大原因のひとつが長時間労働とされているのです。
自殺原因を見てみましょう
これらの結果を企業のリスク管理として考えたときに、優秀な従業員の喪失、他の従業員のモラールダウン、また労災訴訟のリスクなどあげればきりがありません。
今回は、現状を認識いただき、そして次回では対策を考えていきたいと思います。
労災なのに保険証を使ってしまった!

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