連日の年金問題報道に憤りや不安を感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、不安に思う前に、まずはご自身の年金加入期間が正しく記録されているかを確認することが重要です。年金をもらうためには、原則として年金の加入期間が25年間必要ですが、いざ年金をもらう年齢になって、加入期間が足りなかった・・・では遅いのです。この機会に、年金について改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。
年金手帳の再交付申請を行いましょう。厚生年金に加入している方(国民年金第2号被保険者)やその配偶者(第3号被保険者)は勤め先を通じて、国民年金第1号被保険者の方は直接、社会保険事務所に再交付の申請を行います。
異なる基礎年金番号が記載されている場合、年金加入記録が分散されている可能性があります。基礎年金番号は1人1つとなっていますので、複数の番号をお持ちの方は、社会保険事務所にて統一する手続きを行う必要があります。
該当者不明の年金加入記録が約5,000万件もあると言われています。自分には関係ないと思わず、一度年金加入記録を照会することをお勧めします。転職や転居をされた方、氏名が変わった方、名前が読み間違われやすい方等は、要注意。記録が漏れている可能性もあります。
年金相談は住所や勤め先に関わらず、どこの社会保険事務所でも可能です。昨今の報道で相談窓口の混雑が続いており、2~3時間待つ場合もあるようです。社会保険事務局のHPで混雑状況が確認できますので、事前に空いている時間帯を調べてから行くのが得策です。また、本人自筆の依頼状があれば、代理人(家族や社労士等)による相談も可能です。
ねんきんあんしんダイヤル(24時間対応)
まず社会保険庁のHP(http://www4.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/index.htm)より、事前にご利用申込みを行います。後日郵送にて、ユーザーID・パスワードが発行されますので、インターネットから加入期間が確認できます。現在、申込みが殺到しているため、パスワードの発行までに2週間以上かかっています。
(丸山)