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ご存知のとおり６０歳から６５歳になるまで年金をもらいながら働くと、賃金に応じて年金の支給額が減らされてしまいます。では具体的にはいくら減らされるのでしょうか？
下の表を見てください。これは定年後に再就職し再びサラリーマンになると年金がいくら減額されるのかを一覧にしたものです。表の縦列「もともとの年金月額」とは定年後働かない場合にもらえる年金額。横列は定年後の月給になっています。 |
 上の受給開始年齢の図から分かるように、昭和２７年生まれのAさんは満額支給されるのが６５歳からで、６０歳から６４歳までの５年間は報酬比例部分の１２万円を受け取ることになります。
Aさんが定年後に考えている再就職先は２つあります。 ひとつは現在の勤務先の関連会社に再就職すること。月給は約３０万円。 もうひとつは親類が経営する会社で事務員として勤めること。仕事は手伝い程度ですが月給は約１５万円。
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 月給３０万円の場合を表に当てはめて（縦軸が１２万円、横軸が３０万円）見ると、本来もらえるはずだった年金は月額わずか８０００円になってしまいます。５年間のトータルで減額される年金の総額は何と６７０万円を越える計算になります。
では月給１５万円の場合はどうでしょうか？同じように表に当てはめてみると年金の支給額は8万3,000円で、5年間に減額される年金の総額は約222万円と最初のケースよりずっと少なくてすみます。どちらの場合も「働いているのに年金ダウン」とは釈然としないものがありますが、この期間保険料を支払うわけですから、当然65歳以降の年金は上乗せされます。 |
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