新年度を向かえ、社員の方々の入社・退社も一区切りついた頃かと思います。今回は人材流動が落ち着きだした今の時期にこそ、これからの採用活動に向けてインターネットによる求人方法をご紹介したいと思います。
平成15年11月22日の日本経済新聞の記事によると、インターネットでの転職情報サイトの登録会員数(主要7サイト)は200万人を突破しており、また民間の2003年度転職活動方法調査では「サイト利用者」が「情報誌の購入」を始めて追い抜いている状況になっています。この背景には、転職情報サイトは無料で求人情報が閲覧できること、何時間かおきに情報が更新され、常に新しい情報が見られること、ネットを積極的に利用する若年層の失業率が高いことなどが挙げられます。
これだけ重要視されるようになったインターネットでの求人活動ですが、具体的にどのようなものがあるでしょうか。
まずはハローワークや民間企業が参加している「しごと情報ネット(http://www.job-net.jp)」から。事業所管轄のハローワークに「求人申込書」を提出し、ネット掲載を希望すると、無料で掲載されます。ポイントは申込書の【仕事の内容】と【必要な経験】欄に具体的な情報を細かく記入すること。このサイトは、求職者がフリーワード(職種、業務の内容・資格・経験等、就業地)を指定することにより、絞り込み検索を行なうことが可能な為、なるべく多くの求職者に求人情報を閲覧されるようにするには、より多くのフリーワードにヒットさせるかが重要です。例えば【仕事の内容:事務全般】【必要な経験:パソコン】では、検索した際「事務」「パソコン」でしかヒットしません。【仕事内容:事務全般】【必要な経験:パソコン、人事、総務】とすれば「人事」「総務」で検索した人にも閲覧される可能性が高くなるわけです。ちなみに「仕事情報ネット」は平成15年3月から携帯電話からでもアクセスが可能になっており、今後ますます利用者が増えることと思われます。
また有料にはなりますが、民間の転職情報サイトも様々なサービスを展開しています。 主要なサイトでは、求職者があらかじめ匿名で履歴を公開し、求人企業はそこから希望にあった人材を絞り込み、スカウトのメール配信することもできます。また、希望の企業が見つかった場合、求職者はあらかじめ登録しておいた求人企業のメールアドレス宛に自分の履歴を送信する仕組みになっています。これにより、従来よりもスピーディな採用活動が可能となる訳です。
希望条件にあった人材がなかなか見つからず、お悩みの企業様も多いはず。今後の採用活動にぜひ転職情報サイトの利用をご検討されてみてはいかがでしょうか。 |