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寺崎弁護士の法律の窓川口事務所 協力弁護士 寺崎時史氏
 会社の役員にならないなら、会社を解散する!?

 小さな同族会社の運送会社(A社)で、これまで社長甲の片腕として働いてきた組合の委員長乙に対して社長が「会社の役員になってくれなければ会社を解散する」という提案をしてきました。組合の委員長乙は、どう対応したらいいでしょうか。


まず、会社の株主たる経営者には「事業廃業の自由」があります。経営者が解散決議(株主総会の特別決議)をした場合には、清算手続を経て、会社の法人格は消滅します。したがって、労働者との雇用契約もすべて終了することになります。
社長の目的は何だったのでしょうか。
組合の委員長を取締役にしようというのですから、「偽装解散による労働組合つぶし」ではなさそうです。また社長に委員長を組合から脱退させることによって「組合を弱体化させる意図」があったとしても、だからといって役員にするという方法は、委員長を解雇する方法に比べて、組合の経営陣に対して与える影響の点から考えると異例です。
委員長乙がA社の事情をいろいろ調べていくと、次のことが分かってきました。
まず、会社は黒字だが、排ガス規制のため、金融機関から新たに融資を得て新しいトラックを数台購入する必要があったこと、これまでは社長が個人的に会社の連帯保証をしていたこと、A社は別のB社から借地をして自社ビルを建てていたが、そのB社は社長の息子が実権を握っていたことなどでした。
結局、社長は、従業員である乙に会社の連帯保証をさせて、会社の借入をスムーズにする目的があったようです。これに対して、乙は、A社の株式を役員報酬としてストックオプションとして付与することを提案して対抗することにしました。

粗塩を口に含み、両足・両手・頭にすり込んで身を清め、「えいっ」と声を出して気合を入れてバケツ一杯の水をかぶり、7人の仏様に「南無大聖不動明王」とご挨拶をしてから、一人ずつ滝に入っていきます。滝の下でも「南無大聖不動明王」とご挨拶をし、座る場所に手を添えて「えいっ」と気合を入れてから正面に向き直って座ります。一気に全身に水を受けますが、冷たいや痛いといった感覚を持つ余裕もなく、ただ教えていただいたとおり、両手を組み、「南無大聖不動明王」と繰り返しお腹の底から声を出すことに必死で、他のことは考えられませんでした。滝から出てのご挨拶その間、僧侶はお経を唱えてくださり、終わると肩を叩いて滝行の終わりを告げてくれます。ご挨拶をして滝から出ます。実際に滝に打たれている時間は1~2分かと思われますが、出るときには、少しフラフラして、しばらくしてから寒さで震えを感じてきました。
普段日々の生活に追われていることをいい

ゆっくり考えるということをしていなかったため、滝行によって無になり自分を見つめ直すことができれば、という期待を持って今回の研修に臨みました。終わってみて、「無」にはなれたように思いますが、自分を見つめ直すといった余裕はなかったというのが実感です。ただ、滝行によって人生観が変わる、といったことはありませんでしたが、これを一つのきっかけとして、気持ちを新たに日々の生活に向かうといった意味では、有意義な研修になったかと思います。
僧侶のお言葉。「滝行」とは、行衣一衣をまとい、滝に打たれることで、無我になって自分をみつめる修行。心に迷いがあるのは、自分自身を理解できていないから。滝行体験をただの珍しい経験で終わらせてしまうか、今後の人生に繋げていくかは自分次第。日々の生活こそ修行。

(佐々木)


高尾山水行道場

http://www.takaosan.or.jp/syugen.html
琵琶滝水行道場 042-667-9982
蛇滝水行道場  042-665-7313
※ 指導は予約制のため、事前にお電話にてお申し込みください。
※ 健康な方のみ参加可能。ただし、体調を万全に整えて臨んでください。


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