先日、歩道を自分としては軽快に走っていたところ、ちょっとした段差に躓きしっかり転んでしまいました。ちょっと躓くことはあっても、膝に大きな傷を2箇所つくり、洋服も少し破けるまで派手に転んだのは何十年ぶり?で、運動不足のせいか年のせいか、どちらにしても何かしないと・・・と思っていたところ、今回、健康管理の体験をすることになり、「ピラティス」を行ってきました。
ピラティスとは、1920年代にドイツ人ジョセフ・ピラティス氏によって、リハビリの一環として考案されたトレーニングです。ジョセフ・ピラティス氏は、子供の頃病弱だった自分の体を克服するために数多くのスポーツや身体運動を学び、その甲斐あって青年期にはスキーやボディビルディングや体操などの種目においてかなりのレベルに達するまでの立派な体になっていたそうです。
第一次世界大戦中、彼は兵士たちの看護に従事し |
その際、起き上がることのできない患者がベッドで横になっていてもできるリハビリ法を考え、運動生理学やヨガなど様々なトレーニングを融合して、ピラティス・エクササイズの原型を考案したのです。
ピラティス・エクササイズは、「呼吸」を意識しながら、身体に負担をかけないで、身体の軸となる内側の筋力を鍛えて、筋力を正しく使う技術を身体で覚えさせ、悪い癖で身についた姿勢や歪みを治し、正しい姿勢・位置に安定させていくためのエクササイズです。理学的な観点からプログラムされていて、病気や怪我の予防にも効果的です。その他、柔軟性の向上・筋肉状態の改善・ストレスの軽減・美容・免疫力の増加・体力の向上・脂肪の燃焼・循環機能の改善等にも有効といわれています。また、もともと病院のベッドの上でもできるようにと考案されたエクササイズなので、動きもゆったりとしていて、運動が苦手な人や高齢者でも取り入れやすいものとなっています。
ヨガとピラティスは同じようなものと認識されている方も多いようですが、大きな違いは、呼吸法で、ヨガは「腹式呼吸」、ピラティスは「胸式呼吸」です。また、ヨガは静止(ポーズ)をとりますが、ピラティスは常に体を動かしているところも特徴の一つです。
今回は、「A・CORE 代官山スタジオ」にて、体験してきました。
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