
2025年12月2日をもって健康保険証の使用ができなくなります(後期高齢者医療制度の保険証は2025年7月末まで、国民健康保険の保健証は7月末から順次使用ができなくなっております)。今後は『マイナ保険証』か『資格確認書』を病院窓口へ提示し、医療機関を受診する仕組みとなります。
マイナ保険証とは、健康保険証としての利用登録をしたマイナンバーカードのことをいいます。利用登録方法は大きく分けて3つです。
				①医療機関や薬局に設置されている顔認証付きのカードリーダー
				②マイナポータルアプリ
				③セブン銀行のATM
			
マイナ保険証を医療機関や薬局で使用することにより、患者本人の同意があれば、過去に使用された薬や特定健康診断情報を医師や薬剤師に正確に伝えることができます。別の医療機関にかかる際の情報共有も正確に行われます。また、マイナポータルからe-taxに連携すれば、医療費控除の手続きが可能となります。
			マイナ保険証の有効期限ですが、マイナンバーカードの電子証明書有効期限である5年となります。事前に更新手続きの通知が届きますので、更新手続きを忘れずに行ってください。(マイナンバーカード自体の有効期限は10年となっておりますので、お間違いのないようにお気を付けください。)
一方、資格確認書とは、マイナンバーカードを持っていない方、マイナンバーカードは持っているが健康保険証としての利用登録を行っていない方に対して、各保険者が現在自動で発行しているものになります。従来の保険証同様、病院窓口に提示すれば、医療機関での受診が可能となります。
			医療費控除の際にはこれまで同様、領収書の添付が必要となりますので、領収書を失くさないようお気を付けください。
			資格確認書の有効期限ですが、各保険者の方で5年以内の期間を定めて設定しております。
2025年9月19日からはスマートフォンをマイナ保険証として利用できるようになりました。利用するには最新のマイナポータルアプリからスマートフォンのマイナンバーカードの利用申請・登録を行う必要がございます。
			(すでにマイナポータルをダウンロード済みの場合も、最新バージョンにアップデートしてから利用申請・登録を行ってください)
			なお、こちらに関しましては、現在準備の整った医療機関や薬局についてのみ利用が可能となりますので、ご利用の際には、必ず受診する医療機関窓口等で確認を行ってください。
2025年10月1日からは、『マイナ救急』が全国一斉に開始となりました。
			こちらは119番通報を受けて駆け付けた救急隊員が、ご本人様のマイナ保険証を活用し、本人の同意のもと、傷病者の名前、生年月日の基本情報から現在かかりつけの病院や服用している薬などの医療情報を閲覧できるものです。これらの情報は、搬送先病院の決定や救急車内での措置、搬送先病院で搬送後すぐに治療を始めるための事前準備に役立てられています。
			ケガや病気で苦しむ傷病者自身や家族が救急搬送される場面に遭遇した場合、気が動転している中、救急隊員に正確な情報を伝えることは困難となります。
			マイナ救急により、ご本人やご家族の負担を軽減するとともに傷病者が適切な処置を受けることができます。
まだマイナ保険証を所持されていない方に関しましては、保険証が使えなくなる前にマイナ保険証への切替準備を始めましょう。