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機関紙 KAWA-RA版 労務管理や社会保険に関する話題の情報を、
タイムリーにお届けする当事務所オリジナルの機関紙です。

第49号 平成23年1月1日

職場の5S

5Sとは
  1. 整理・・・必要な物と不要な物を分け、不要な物を捨てる
  2. 整頓・・・ 必要な物がすぐに取り出せるように置き場所、置き方を決め、表示を確実に行う
  3. 清掃・・・ 掃除をしてゴミ、汚れのないきれいな状態にすると同時に細部まで点検すること
  4. 清潔・・・ 整理・整頓・清掃を徹底して実行し、汚れのないきれいな状態を維持すること
  5. しつけ・・・ 決められたことを、決められたとおりに実行できるよう習慣づけること
5Sの効果
  1. 仕事のムダの減少
    ・物を探すムダの減少
    ・仕掛品の管理による運搬のムダの減少
    ・指示の徹底によるムダの減少

  2. 品質のムダの減少
    ・材料間違いのムダの減少
    ・図面、仕様書管理によるムダの減少
    ・クレーム対応のムダ減少

  3. 安全の確保
    ・通路の確保による安全
    ・表示の徹底による安全
    ・しつけの徹底による安全作業

  4. 納期の確保
    ・情報整理による指示の明確化
    ・現品管理の徹底による統制の向上
    ・工程の管理による督促の徹底

  5. モラールの向上
    ・しつけによる時間管理の徹底
    ・しつけによる服装の徹底
    ・しつけによるあいさつの徹底

  6. 営業の効果
    ・5Sによるお客様への信頼の向上

5Sは当たり前のことを当たり前に実行することです。たとえば、「あいさつをきちんとする」「使ったものは必ず元の位置に戻す」「時間を守る」「約束を守る」などは当たり前なことなのです。しかし、これらのことを「これを実施しないと何となく落ち着かない」というレベルまで習慣化することは実は難しいことです。

5Sは職場の管理状態もあらわしています。情報の整理・整頓ができていて、管理に必要な情報がすぐに取り出せれば管理レベルは高くなります。

5Sはその職場のモラールを反映しています。5Sが徹底されている職場のメンバーの仕事へのやる気や意欲は高いものです。5Sを成功させるためには「全員参加」と「人の模範となるような行動を自ら進んで実行すること」が重要になります。とくに、リーダーの模範が重要になります。これがなけれは、他のメンバーはしらけてしまい、全員参加は期待できないものになってしまいます。

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