ベストセラーNo.1を読む!
いつもは第1位を紹介する「ベストセラー」ですが、今回は第5位の本をご紹介します。その名も「年収200万円からの貯金生活宣言」です！本屋さんの前を通りかかった時、その書店の週間ランキング第1位に輝いていました。そのタイトルと表紙のはさみのイラストが気になった1冊です。ちなみに本を購入する際にはついつい「タイトル買い」をしてしまいます。
正直なところ私は貯金が苦手です。目的がないと貯められません。「旅行に行くから」とか「○○を買いたいから」とか、目的があれば貯金も頑張るのですが、「なんとなく・・・」とか「将来のために」とか漠然とした目標ではあまりできません。私の妹2人は「趣味・貯金」らしく、計画的に貯金していますが、弟は私と同じで目標がないと貯金できません。
そんな私ですが、貯金生活に励んでみようかと思い、貯金に対する心構え（少し大げさですが）の参考になるかもしれないと早速購入しました。
本は字も大きくイラストが多いので、読みやすいです。・・・が。読み始めてすぐ、「心当たりが多すぎる・・・」と若干自己嫌悪に陥りながらも読み進めました。
本ではまず、(1)貯金をするためのルール・目的等から始まり、(2)貯金できない理由の認識、(3)貯金体質への改善トレーニング、(4)プログラムの実行、そして(5)注意点、(6)それでも達成できない時、と続きます。
(1)で「貯金」とは何か、目的は何か、なぜ必要なのかを考え、(2)でなぜ今までできなかったのか、過去を振り返り可否を考えます。(3)は目的を達成するための準備段階、(4)で実行します。(5)で注意喚起し一層注意を促し、そして(6)では目的を達成できない時、達成するためのアドバイスが書かれています。そして私が感じたのは、「貯金は仕事と似ている」ということです。
本の中での記述はもちろん貯金をすることが目的ですが、仕事に置き換えて考えてみるととてもしっくりきます。例えば、(1)仕事とは何か、なぜその仕事をしなければいけないのか、(2)どうすれば効率良くこなせるか、今までとは違う方法があるのか、過去の方法が最適なのか、(3)目的を達成させるために必要なツール・手順・日程を調整、(4)業務に着手、(5)注意喚起、(6)失敗した時のアドバイスや解決策を考える、となります。 貯金をするには自己コントロールをし（物欲等の欲求に負けないとか）、学ぶ習慣をつける事と書かれています。これは仕事にもいえる事だと思います。
仕事では相手がいて、期限があります。その仕事を全うするためにスケジュールを始めとした自己管理を行い、効率良く迅速にミスなく行う様に手順を学び、わからなければ理解するために学び、失敗すれば他の方法を考え学びます。 貯金にしろ仕事にしろ、目的があり、プロセスがあり、失敗しながら紆余曲折を繰り返し、そして目的を達成する、そのためには自己コントロールが大切である事を今更ながら感じました。 「貯金生活」の本を読みながら仕事への取り組み方も考えさせられた1冊になりました。自分のダメなところ、弱いところを見直して、貯金も仕事も今まで以上に頑張りたいと思います。
ひとりごと
裁判所はそんなに偉いのか？足利事件において、服役を余儀なくされていた菅家さんが釈放された。菅家さんは裁判所に対しても謝って欲しいと言っている。先日、このことについて議論する機会があった。
法律に携わる人の多く（私の前のすべて）の人が、裁判所は謝る必要はないという意見だった。検察・警察に不備がないことを前提としての議論ではある。ある弁護士は、謝るのには理屈が必用だと言った。確かに裁判所は事件の当事者ではない。また、権威があることも確かだと思う。
しかし、裁判所といっても国民より偉いことはない。無実の人が17年間も服役したという事実は非難に値するのではないか。そこに非難に値する事実がある以上、司法正義がそれを放置することは適切ではないと思う。皆さんはどのように考えますか？特に、法律に携わる人の意見をお聞きしたい。
編集後記
季節の移り変わりは早いもので、あっという間に梅雨になりました。あちこちで紫陽花の花が大輪を咲かせ、うっとおしい雨模様を少し華やかにしてくれています。
春に引越しした家は1Fなので、ベランダが土になっているので小さな庭のようになっています。私は紫陽花が大好きなので庭に植えたいのですが、品種が多すぎて迷っているうちに季節が過ぎてしまいそうです。色も品種も多く、300種類以上あると言われています。そんなにあったら選べません・・・
ちなみに花言葉は「移り気」「心変わり」です。紫陽花は大好きですが、浮気性ではありません。
