先日、ろう弁護士・若林亮さんを紹介する番組を拝見した。自分の仕事を専門職と若林さんは番組で紹介している。専門職という言葉に、少し違和感を覚えた。専門職をネットで調べてみると、ウィキペディアでは、「専門性を必要とする職のことである」とされ、ブリタニカ国際大百科事典では、「長期の教育訓練を通じて習得される高度の専門的知識・経験を必要とする職位,ないしはそのような職位を担当する人」とされている。
この番組の中で、若林さんの手話通訳者として遠藤友侑子という方が一緒に仕事をされていました。
若林さんが電話で依頼者から相談を受けるときに、遠藤さんが間に入って手話通訳する。遠藤さんは、若林さんに依頼者の話し(感情)を伝えるため、体を使って通訳するという。時には、わざとわかりにくく手話通訳することもあるという。それは、依頼者の心のうちを表現してのこと。
あらためて、専門職(仕事)とはなにかということを考えされられました。