算定基礎届による標準報酬決定・厚生年金保険料率変更の反映
保険料、保険料率等変更の多い月がやってきました。毎年何かしらの形で記事にしていますが、今年も簡単に確認していきます。
ポイント
- ①平成29年9月分~の厚生年金保険料率 9.150%(合計18.300%)
- ②算定基礎届による報酬月額決定通知書を基に標準報酬月額の変更
- ③変更のタイミング
- ①平成29年9月分からの厚生年金保険料率については従業員・事業主負担ともに9.150%(合計18.300%)に変更となります。
- ②日本年金機構事務センターか管轄年金事務所より、標準報酬月額決定通知書が事業所に届いていることかと思います(弊社にて手続受託の場合は基本的に弊社に届いています)。この決定通知書を基に各被保険者の方の標準報酬月額が変更となり、保険料額が変更となります。9月に月額変更がある方については、月額変更が算定より優先しますので、9月月額変更の標準報酬改定通知書を基に変更します。
7月・8月・9月の月額変更該当の方が決定通知書にも記載されている可能性がありますので、取消線を引くなどして、間違えないようご注意ください。
- ③社会保険料の徴収時期は一般的には翌月徴収ですので、変更するのは10月支払分給与の控除からとなります。(当月徴収されている事業所は9月支払分からです)
- ※9月に賞与を支給する場合は賞与にかかる厚生年金保険料率は9月支払分から となります(給与は上記の通りです)。
今日現在では、厚生年金保険料率についての引き上げは今年で終わり、以降は固定される予定です。9月に入ると日本年金機構のHP等により新しい保険料額表が公開されますので、必ずご確認ください。