「あなたは何のために働いているのですか?」上司から問われたり、また同僚同士などで話し合った事が一度や二度はあったのではないでしょうか。もちろん、考え方は千差万別で、答えが決まっているものではありません。しかし、「働く事」に対する目的や意義を多くの人が見失っているように見える今の社会、もう一度、何故働くのかを見つめなおしてみるのも良いかもしれません。そのような、働く事に対しての考え方を改めて気付かせてくれたのがこの本「働き方」です。全国書店ネットワークe-honベストセラーランキング第1位(2009年4月12日現在)に選ばれていました。京セラ、KDDIを設立した著者、稲盛和夫氏の考えや体験をもとに、この本では労働することで人生にプラスの可能性をもたらすことが書かれています。働く事の意義について関心のある方、是非一度、お読み下さい。
人は何のために働くのでしょう?私自身、多くの人が思う様に、社会に出た頃は生活の為と考えていました。しかし、時が進むにつれて、多くの人が考える「お金の為」「豊かな暮らしの為」だけではなく、「生きる事」をイメージするようになりました。もちろん、生活最低限にお金が必要なのは言うまでもありませんし、見方によっては、結局お金が欲しいと思われるかもしれません。ただ、楽観的かもしれませんが、地球が誕生して46億年余りある歴史の中で、人が生きて死ぬことなどほんの一瞬の出来事だと思えるのです。 如何にその一瞬の中で働いて多くの経験を積み、人生を楽しむ事が出来るか。人生の最後に「素晴らしい人生だった。」と言えるか、だと考えています。
著書の中で、「やりたくない仕事をするくらいなら、その仕事は辞める。」という人が増えていることに対して、すべて経験してみるのも悪くないと書かれていました。多くの経験を積むことによって、その経験が何かの役に立つ時が来るかもしれないので、私もその通りだと思いました。
また、働く事に対して、労働は美徳と説く人もいれば、労働は苦役であると説く人もいます。かつての日本は、今の欧米的な「仕事はなるべく短く、報酬はなるべく多く」とは違い、職業の別を問わず、朝から晩まで惜しみなく働き続けていました。たしかに、働く事には辛い事もあると思いますが、喜びや誇り、生きがいを感じていた人が多かったそうです。この本の中にあるように、働く事は、己の技を磨くのみならず、心を磨く修行でもあり、自己実現や人間形成に通じる精進の場であると考えていた日本人が多かったと言うくらい、働く事が充実していたのでしょう。しかし、筆者は今の日本において、一生懸命働く事や必死に仕事をするといった事を意味が無いとか格好悪いとか冷笑する人が少なくない為、株の取引で楽をして儲ける人や、上場で一攫千金し、若くしてリタイアするのがゴールという人が増えていると言っています。
このように、考え方は人それぞれありますが、どんな仕事であれ、与えられた仕事はすべて経験に積み重ねられていくのですから、千里の道も一歩一歩、踏みしめながら、毎日働き続ける事で、自己の成長に繋がっていくのだ、と感じさせてもらった1冊でした。
この不況の中、コンビニ業界は売上が増加しているようですね。コンビニといえば定価販売が基本というイメージがありましたが、最近は価格を下げて売っている物もあるということはマスコミ等で伝え聞いています。といっても、そんなに安くないだろうと思っていたら、先日、セブンイレブンに行ったときに、PB商品で粉石けん(私は、液体洗剤を使っていないもので)を見つけたのですが、なんと198円です。この価格、公告の品でもなかなかないと思いませんか?コンビ二は安くないという先入観が払拭されたのは、私だけではないのではないでしょうか。
桜も散って、すっかり春らしい陽気が続いていますね。春は心がうきうきとして、どこかに行きたくなりませんか?我が家はETCの1,000円を利用して、マザー牧場を計画しています。実はETC割引の導入が決まった時点から計画しているのですが、全員の予定をあわせるのが難しいやら、更にテレビでアクアラインの混雑振りを見てしまうと、気持ちが後ろ向きになってしまうやらで、なかなか実行に移せずにいます。甥っ子の喜ぶ顔を思うと、何とか梅雨前には出かけたいと思っています。