「あなたはなまけものですか」と誰かに問われたら、ほとんどの人は謙遜して「はい、なまけものです」と答えるのではないでしょうか。しかし、自分がなまけものであると本当に認めているかというと、そうではないのかもしれません。
熱しやすく冷めやすいタイプの私は、今まで数々のことに興味を持ちました。しかし、やり続けることができたのは、そのうち10分の1にも満たないほどです。途中でフェードアウトした10分の9以上の事柄は、自分にとって必要がなかったのだ、本当にやりたいことではなかったのだ、などと言い訳がましく思っていました。しかし、この本を読んで、続けられなかった本当の理由が分かりました。自分がなまけものであるということを認めておらず、やり方が悪かったのです。
なまけものは、自分がなまけものであることを認め、なまけものに合ったやり方を工夫しないとうまくいかないのです。なまけものは努力家のマネをしてもうまくいきません。努力家は正攻法でコツコツ地道に前進しますが、なまけものは努力ができないので正攻法では続けることができず、結局ギブアップしてしまいます。勝間和代さんのように天才でありなおかつ努力家の方も世の中にはいらっしゃいますが、そのような方は少数で、大多数の方はなまけものなのではないでしょうか。そのような大多数のなまけものが、自分の資質を受け入れ無理なく前進するための方法が、57の法則として示されています。なまけない人間を目指そうとする精神論ではなく、あくまでもなまけもののままで物事をうまく進めるための方法論です。
57の法則のなかでも、参考になった項目をいくつか挙げてみます。
著者はMBAを取得し、会社を経営し、たくさんの資格を取り、本を出版し、年間400冊以上もの本を読むそうです。結果だけをみると、かなりの努力家のように思いますが、著者は自らをなまけものだと認めています。コツコツ地道に努力する事が出来ないからこそやり方を考え工夫するので、努力家よりもラクに前進することができると説いています。この本は、「なまけものの、なまけものによる、なまけものがうまくいくための本」とでもいうべき一冊なのです。なかなか続けられない、結果が出せないとお嘆きの方には、一読の価値ありだと思います。
みなさんは、「ヨコミネ式教育法」というものをご存知でしょうか。今、マスコミ等で取り上げられ、全国の多くの幼児教育施設で取り入れられているものです。ちなみに、「ヨコミネ」とは、プロゴルファー横峯さくらさんのおじさんのことです。彼は、30年を超える幼児教育とのかかわりで、「こどもがどのような生き物か知っている」といいます。彼の教育法を取り入れた施設の園児等は、勉強だけでなく、運動の面でも同年代のこども達とは比べ物にならないくらい、元気で生き生きしています。そして、ヨコミネ式教育法のすごいところは、英才教育ではなく、また、落ちこぼれを作らないという実績です。その真髄は、「こどもの能力を信じること」と彼はいいます。具体的には、こどもにやる気を出させるには4つのスイッチがあり、それを刺激すれば、どんなこどもでもやる気を出して積極的に取組むようになるといいます。それは、(1)子供は、競争したがる。(2)子供は、真似したがる。(3)子供は、ちょっとだけ難しい事をやりたがる。(4)子供は、認めてもらいたがる。です。この4つのスイッチ、他にも応用できるような気がするのは私だけでしょうか?
18時を過ぎるとすっかり外が暗くなってきました。海やプールに行かなくなったここ数年、あまり夏の季節を意識しなくなったものの、「まだ外は明るいなぁ」と感じていた夏が、今年はとても短かった気がします。
あっという間に秋になり、読書の秋・スポーツの秋・芸術の秋、そして食欲の秋です。
今年は冷夏と短い夏の影響で野菜が高くて、いつもスーパーの野菜コーナーでため息が出てしまいます。これを機会にベランダ菜園でも始めようかと思っていますが、なんでも形から入るタイプなので、まずは道具集めを始めます。
いつになったら収穫できるのか・・・自分でもわかりません。