『メンタルヘルス』についての最新の記事があります。
関連記事をヨム皆労働者の心の健康づくりのこと。仕事や職業生活に不安や悩みやストレスがあると訴える労働者が増えていることから、メンタルヘルスの重要性は昨今強く叫ばれています。
特に新入社員をむかえる4月を前に、職場のメンタルヘルスについて今一度考えてみてはいかがでしょうか。
心身症、精神疾患、行動障害などの心の不健康状態の総称をいいます。
行動障害とは、出勤困難、無断欠勤、職場での人間関係のトラブル、多量飲酒等をさします。疾患名としてはうつ病、総合失調症、パニック障害、適応障害等と診断されます。
厚生労働者が平成18年3月に発表した「労働者の心の健康の保持増進のための指針」では、労働者の心の健康保持推進のための基本的な実施方法として、1.セルフケア、2.ラインによるケア、3.事業場内産業保険スタッフ等によるケア、4.事業場外資源によるケアをあげています。
労働者が自身のストレスや心の健康の状態を把握するとともに、自らストレスの軽減や解消を図るといった対処をすることが大切であることを示しています。
労働者との接触頻度が高い管理監督者には、部下である労働者の心の健康状態を把握し、長時間労働や過重な心理的負荷の改善、労働者が自発的に相談しやすい環境づくりなどが求められています。
産業医や衛生管理者など産業保健スタッフ等は、職場における心の健康づくりを目的とした活動の提言・推進や、労働者・管理監督者を支援する役割を担うとしています。
労働者は相談内容が社内に知られることを望まない場合が少なくないことから、メンタルヘルス対策支援センターや、産業カウンセラーなどの積極的な活用が望まれるとしています。
ラインケアとは、上司が部下へ個別の指導・相談や職場環境改善を行う取り組みのことです。
上司は、部下にあたる労働者の状況を日常的に把握でき、具体的なストレス要因やその改善を図ることが可能な立場にあります。そのため、次の行動をすることが必要とされます。
経営者は管理監督者がこれを実行できるよう、ラインによるケアに関する教育・研修、情報提供を行う必要があります。
組織の要ともいえる上司が実行に移せるかどうかが、職場におけるメンタルヘルス対策の基盤となります。
※メンタルヘルスに関する情報